愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2021年3月22日(月)

議長主催による議員を対象とした講演会が開催されました。

講師は元厚生労働事務次官の村木厚子氏です。そうです、かつて虚偽公文書作成、同行使の罪で大阪地裁に起訴され刑事被告人となるも、無罪となり厚労省に復職、その後事務方のトップにまで登りつめた方です。私は、障害福祉の支援費制度がスタートする前後にその説明のため安城に来られた時にお会いしたような記憶があります。当時は担当の課長さんだったような・・・

とても誠実そうな人柄で、あのような事件を起こすようにはとても思えなかっただけに、えん罪であることが判った時には「やはり、そうだよな」と安心したことを昨日のことのように覚えています。

今日の講演テーマは『ダイバーシティ&インクルージョンの意義を考える』という、タイトルを聞くと非常に難しそうなテーマでした。しかし、村木氏は多様性を認めることの意義について「女性・障害者・高齢者の視点」「社会の視点」「企業・組織の視点」と3つの視点から非常に判りやすく話をして下さいました。

以前、大村知事が何かの挨拶の中で「これからの社会において必要なことは、多様性を認め合うこととイノベーションだ」と言われたことがありますが、今日の村木氏の講演を聞いて多様性を認め合うことの意義や必要性が良く判りました。

ダイバーシティは新たな価値を生むことになり、そのことが今後の人口構造の急速な変化により生じる様々な課題に対する対応策にもなっているのです。

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