愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2021年5月17日(月)

今朝の中日新聞西三河版に「5市合併 碧海市構想」のことが掲載されていました。

今から20年ほど前、国が主導して行われた「平成の大合併」の一つとして刈谷・碧南・安城・知立・高浜の5市を合併して人口44万人の名古屋市に続く東海地方で2番目の都市を作ろうという構想です。

当時私も刈谷青年会議所メンバーの一人として、合併を推進する立場での勉強会などを行っていました。それまでのJC活動について私が持っていたイメージは「誰からも喜んで貰える社会奉仕をする団体」であったものが、この活動を通じて「仮に民意が二分するようなことであっても、まちの将来を考えて政策提言を行い、自らその方向への推進を働きかけて行く団体」に変わったのだと思っていました。

結果的には刈谷市議会議員になってからの2002年、合併協議会の設置が碧南市議会において否決され、この構想はあっけなく終了してしまいました。

「あの時、合併していたらこの地域はどうなっていただろう?」「今のように発展した刈谷市を見ると、あの時合併しなくて正解だったのではないか」と、この記事を読みながら考えてみましたが、当然その答えは出るはずがありません。ただ一つ言えることは「仮に民意が二分するようなことであっても、まちの将来を考えて政策提言を行い、自らその方向への推進を働きかけて行く」という志だけはずっと持ち続けて行かなければならないと言うことです。


▲TOP