愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2020年8月18日(火)
スペースAquaで行われた刈谷市都心交流エリア活性化協議会のワークショップに出席しました。

情報交流の中で「10月27日に開催予定であったカリアンナイトの中止」が報告されました。春に続いての中止ということでとても残念です。またプレミアム商品券については2倍強の申し込みがあり当選確率は40%ほどとのことでした。

この会にはトヨタ系企業総務部の方も出席しておられます。先月の会議でも言われたのですが「弊社では緊急事態宣言が出されている時には在宅勤務の割合が7~8割であった。宣言が解除された今でも5割ほどは在宅勤務となっている」とのことでした。

このことは「以前のように刈谷駅前には人は戻らない」ということを意味している言葉なのです。出席者からは「このままいったら刈谷駅周辺の飲食店は全滅だ」という声もありました。今日出された意見を総合すると、飲食店を対象としたプレミアム食事券の発行が必要だと思います。

但し・・・その政策は今を乗り切るためのその場しのぎの政策にしか過ぎません。刈谷駅を利用するサラリーマンの数が減ってしまった以上、客が戻って来ることを当てにした策を打つことよりも、店側に変わる努力を促す援助が必要なのではないかとも思うのです。

来店のみに頼るビジネスモデルを環境変化に適用出来る形式にしないとダメなのではないかと思います。つまり、商品やサービスの「届け方を変える知恵」を持てないと、本質的な問題解決にはなりません。

築地町に[上々]という居酒屋さんがあります。コロナ禍の中で居酒屋としての売り上げが大きく減少したため、[魚屋 上々]というネーミングで、その日に名古屋中央卸売市場で値打ちだった魚をFbで紹介して、ネットで注文を受け付け、お客様にお店に引き取りに来てもらうというシステムで売り上げを伸ばしています。

私も常連客の一人で、[カツオのたたき][ヒラメやタイの刺身]時には[中とろ]や[ウニ]など、元魚屋の私が見てもお値打ちな魚を購入しています。

正に「商品やサービスの届け方を変える知恵」を出した成功例だと思います。


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