愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2024年3月4日(月)
 一般質問3日目。今日は8名の議員が登壇しました。

「看護師の雇用促進及び人材活用の推進」について質問された天白区選出の古林議員は、昨年4月の県議選挙で初当選するまでは名古屋市立大学医学部付属東部医療センターにおいて看護師として勤務しておられましたので、コロナ禍での看護を正に現場で経験しておられるのです。

コロナ禍で悪戦苦闘する医療現場の生の声がこうして県議会の場で紹介されることは非常に意義のあることだと感じます。

自らへの感染リスクを感じながら、細心の注意を払って、厳しい職場環境の中、患者さんのみならず全ての人々のために医療に携わって頂いた皆様に改めて感謝申し上げます。

また、今井県議の質問の中で「県立高校の体育館等への空調設備の設置について」という項目がありました。

私もこの高校体育館への空調設置について非常に注目していて後日行われる議案質疑において当局の考えを質すつもりでいたのですが、今井県議が同趣旨の質問をするということで私の質問を取り下げることにしていたのです。
 
高校体育館への空調設置には「熱中症対策」といった目的のほかに「避難所としての機能強化」といった目的もあり、避難所としての役割を果たすためには、地震等で供給がストップしても変わらずに冷暖房機能が稼働し続けられるか、つまり「その熱源を何に求めるか」といった視点がとても大切だと思うのです。
 
この点は刈谷市の事例が参考になります・・・
◎たとえば1つの体育館に空調機4台設置の場合3台は都市ガスで、1台はLPガスにより稼働
◎平時はこの状況で運転 
◎LPガスはバルクタンクが設置され、ドコモのセンサーで残量が自動的に業者に連絡⇒補充されるしくみ
◎地震で都市ガスが止まると、都市ガスに接続していた空調機も全てLPガスに切り替わる
◎LPガス空調機は電源自立型
◎都市ガス復旧までの間、LPガスにより空調はずっと稼働
 こうして、地震が発生しても空調は稼働している状態を保つことが出来るのです。

今日の答弁によりますと、「熱源については、電気、都市ガス、LPガス方式が一般的だが、初期費用や維持費用のほかにも燃料の備蓄性など、それぞれに強みがあることから、今回の要求水準書では、県からの熱源を示すことはせず、事業者による多様な提案によることにしたい」とのことでした。

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