絵画・書道・手芸・写真・盆栽・華道・彫刻・パッチワーク・ポスター・押し花などの作品展示の他、婦人部によるコーヒーの喫茶席、つばき会(茶道部)によるお茶席、パンの会によるパウンドケーキの振る舞い、みどりの会による餅つきと、単なる文化祭の域を超えて、地域の人々がふれあい交流する場になっています。
私も餅をつかせて頂きました。また、写真のパウンドケーキは元県議の住田氏が会長を務めるパンの会が作ったものです。このパンの会は男性6名で毎月パン作りをしておられ既に14年も続いているとのことです(*_*)
刈谷市ボランティア活動センターで開催された『放ディfesya』に伺いました。
放ディとは放課後等デイサービスの略で障害や発達に特性のある子どもが、身近な地域で福祉サービスを受けられる支援体制が必要という状況から、2012年に児童福祉法で位置づけられた支援の形です。
市議に初当選した頃、「健常児には学童保育(児童クラブ)があるのに、障害児はそれと同じような施設がない。障害児用の学童保育を作って欲しい」とよく言われていましたので、それが実現したようなかたちだと思っています。
現在刈谷市内には38もの放ディ事業所がありますから、利用者がそれぞれの事業所の特徴やサービス内容、地域性を考えて希望する放ディを選んでいるのだろうと思っていましたが、実際は全く反対で、これだけあっても希望通りに利用できない状況にあることがよく判りました。
また、保育所等訪問支援事業者のブースもありました。保育所等訪問支援というのは、障害のある子どもが保育所や学校などで集団生活を送るための支援をおこなうサービスです。児童福祉法に基づく障害児通所支援サービスのひとつで、こちらも2012年の児童福祉法改正で創設されたのですが、私は今回初めてその事業を実際に行っている方と話をすることが出来たのです。
障害のある子どもが集団生活をする際には、さまざまな困りごとが生じることがあります。保育所等訪問支援では、専門知識を持った支援員が保育所や学校、放課後児童クラブなどの「集団生活の場」に訪問し、子どもの様子を観察し、どのようなことに困っているのか、その原因はなにかを分析します。そして、どうすれば困らなくて済むようになるかを考え、子どもが楽しく快適に過ごせるように保育所や学校などとの間に入って調整するのですが、その存在自体を保育所や学校が知らなかったり、保育所や学校側からすれば自分たちのやり方に外からクレームを付けているように感じられたりしてスムーズに受入れて貰えることが難しいとのことでした。
一方、保護者の側からのニーズはかなりあるようですから、支援員がきちっと認知されるような資格制度を創設する必要があるのではないかと感じました。