愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2017年12月12日(火)
今日から刈谷市議会は常任委員会。今日は私の所属する企画総務委員会が開かれました。補正予算の中から1件紹介します・・・

『災害派遣トイレネットワーク推進事業』

災害派遣トイレネットワークプロジェクトに参画するため、民間事業者が実施するクラウドファンディングを活用して寄付啓発を行い、トイレトレーラーの購入資金を確保するといった事業です。トレーラー本体は約1400万円、そのうち500万円を目標額として来年1~3月にクラウドファンディングで資金を募り、不足分は公費を支出する予定です。

この[災害派遣トイレネットワークプロジェクト]と言うのは、屋根の太陽光パネルで充電可能なバッテリーで電源を確保することができ、また外部電源とつなげることも可能な、1台あたり4部屋の洋式水洗トイレがついたトレーラーを全国約1700の市町村が1台ずつ保有して、大規模災害時には被災地に派遣し合うプロジェクトです。もちろん刈谷市が被災した際には刈谷市内で利用することも出来ますし、平常時には防災訓練やイベント等で活用することも可能です。

この取り組みは愛知県内では初めて、全国でも静岡県富士市に続いて2番目となります。

東日本大震災などでは、水道・電気などのライフラインが被害を受け水洗トイレが使えず、仮設トイレも排泄物でいっぱいとなり、トイレの対策が課題となっていただけに非常に良い取り組みだと思いますが、今後多くの市町村にこのプロジェクトが広がっていくことが最も重要です。

▲TOP