愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2022年11月15日(火)

今日は愛知県産業イノベーション推進特別委員会の県内調査でした。午前中は長久手にある農業総合試験場に、そして午後からは名古屋市緑区の日本車輌製造(株)鳴海製作所を視察しました。

愛知県では『あいち農業イノベーションプロジェクト』として、本年6〜7月に企業からの提案募集を行い、審査の結果18課題(19社)を選定し、現在先駆的研究として下記の6つの取り組みを民間企業と一緒に進めています。

①環境・生育データを利用したカンキツの栽培管理技術の適正化及び生育予測技術の開発
②IoTを活用した持続的な茶の高品質生産技術の開発
③企業等から排出される炭酸ガスを活用したイチゴ群落内施設システムの開発
④中山間地域の効率的な保温システムの開発
⑤省力で安価な環境検出技術の実用化と商品化
⑥ゲノム解析及びゲノム編集技術を用いた水稲・花き新品種の開発

この中で⑥のゲノム編集については、非常に気になる取り組みですので、その内容について数点質問をしました。   答弁の概要を紹介します・・・

■花きについてはゲノム編集による新品種開発を行っている
■その際、抗生物質耐性遺伝子を入れない新たな技術を研究開発している。
■水稲についてはカメムシ被害に対して、カメムシ抵抗性付与する遺伝子を同定し、高精度なDNAマーカーを作出する→遺伝子に手を加えていない
■水稲に対してはゲノム編集をする考えはない
■現在、花きについてゲノム編集を研究しているが、食品については行っていない。
■食品に対するゲノム編集研究を今後どうするかについては、消費者の動向を見ながら検討する

ということで、最後の答弁が非常に気になるところです。今後しっかり注視して行く必要があります。

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