1974年1月5日、斎藤氏がルーヴル美術館のご厚意で模写していた『モナ・リザ』が完成して今年がちょうど50周年です。今年のアトリエ展は記念展ということで、モナ・リザが描かれた絵画を中心に展示されていました。
偶然、CBCテレビが取材に来ておられましたので、2017年に刈谷市美術館において企画展を開いた時の懐かしい話で斎藤先生と盛り上がりました。当時『斎藤吾朗の描けば描くほど モナ・リザ模写から赤絵へ』というタイトルで、斎藤吾朗先生の展覧会が開催され、その企画の中でCBCラジオでお馴染みのつボイノリオさんとのスペシャル対談が行われたのです。
終了後、その日が万燈まつりの本楽だったこともあり、お二人と共に万燈まつりを楽しんだ覚えがあります。当時、つボイノリオさんは「万燈まつりを見るのは初めてだ」と仰っていたように思います。
このように先生は刈谷にはご縁が深く、刈谷を描いた作品だけでも「三河刈谷の万燈祭」のほか「大名行列」「野田の雨乞い笠おどり」「依佐美送信所」「佐喜知庵」などがあります。また、ここ数年、熱田神宮の初えびすの告知ポスターは先生の描かれた絵が採用されているとのことでした。
世の中を明るく照らす「赤」を基調とした先生の「赤絵」は、いつ見ても気持ちが明るくなり、元気を貰います。