愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2024年4月17日(水)
(一社)内外情勢調査会の全国懇談会に出席しました。講師は自民党総務会長の森山裕氏です。

鹿児島市議会議員を23年間務められ37歳の若さで議長にもなられた森山氏の政治課題は「地方と都市の格差をどう埋めるか」ということにあったように思います。大変難しいことではあるが、昨今、食料の安全保障が言われるようになり、不耕作地があることは許されないといった視点が重要であるとのことでした。

市議会議長としては、市民が議会に関心を持ってもらうことが大切で、「傍聴者を増やすにはどうしたらよいか」を考え出前市議会を実施したとのこと。有権者から直接意見を聞くことの大切さを訴えておられました。自民党が野党になった時に行われたふるさと対話集会も正にその視点で森山氏が提案し実現したものです。

また、先日行われた岸田総理の訪米にも言及され、①中国を巡る対応で日米間の協調確認ができたこと ②産学官での協力体制が話されたこと ③火星探査(アルテミス)での協力が確認されたことの3つの視点から良い結果であると評価され、改めて同盟国である日米関係の大切さとアジアにおける日本の役割の重要性を話されました。

もちろん、キックバックの問題に対する自民党議員の処分までのプロセスと法整備を含めた今後の対応についても話をされましたが、その点については質疑応答の中で厳しい質問がなされました。

不正な会計処理が発覚した際に会計責任者だけでなく政治家自身も罰する「連座制」を導入すべきかどうかについては慎重な姿勢を示すなど、対応が決して十分ではないことを私も含めて多くの有権者は感じているように思いました。

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