ところが、毎年返済している額は衣浦トンネルは年間約4億円、衣浦豊田道路は年間約1億円ですから、このペースでは料金徴収期限を迎えても未償還金が残ることになるのです。
それはなぜか・・・当初の計画通りの償還が出来ていない、つまり計画通りの通行量がないということであり、投資した資金に見合うだけの十分な活用がされていないということを意味してるのだと思います。その結果、衣浦トンネルも衣浦豊田道路も交通容量に余裕があるのに、その近くにある道路(例えば衣浦大橋など)は渋滞で悩まされているという結果になっています。
全国には、地元自治体等が有料道路の未償還額を負担し、早期に無料開放した事例もありますから、衣浦トンネル・衣浦豊田道路の未償還額については、愛知県が負担し一括返済することで、早期の無料化を実現することを要望しました。利用料金の収入を放棄してでも、沢山の市民・県民に利用して貰った方が、施設の有効利用であり市民・県民へのサービスとなるはずです。