(一社)内外情勢調査会名古屋支部(支部長:大村秀章)懇談会に出席しました。
講師は東京大学大学院情報学環特任教授の片田敏孝氏。演題は「想定を超える災害にどう向かい合えばいいのか~危機に主体的に備えるために~」です。演題に「主体的」とあるように災害時の対策については、住民が主体的に行動することの重要性を繰り返し説かれていました。メモ書きしたポイントです・・・
◎災害に対して「守る行政、守られる住民」といった体制や意識ではダメ
◎行政主導のハード対策・ソフト対策には限度がある
◎防災は行政によるサービスからサポートへ
◎住民主体の防災対策に転換していく必要がある
◎住民が自ら判断し自ら行動する災害情報にすべき⇒行政は行動を示せない
自力での避難が困難で、地域での支援も困難な避難行動支援者は行政中心のサポートとなりますが、それ以外は「自ら」あるいは「地域で」守る、主体性が大切ですね。