食の安全やオーガニック給食を求める市民団体の皆様と共に、農事組合法人よさみさんを訪問して意見交換と現地視察をさせて貰いました。
農事組合法人よさみさんは平成22年にそれまでの3つの営農組合が1つになってスタートし、現在は役員3名、従業員9名、繁忙期にはパートさんの力も借りて経営面積は462haと県内でもトップクラスの大規模な経営を行っています。更に、増え続ける地元からの農地委託の希望に応えて経営面積は年々増えています。そうした地域からの農地委託需要に応えるため、水稲では不耕起V溝乾田直播により作業分散等の工夫を凝らしながら、作業効率の改善を重視した経営に取組んでおられました。
そして令和6年産より刈谷市において有機農業実証実験が実施されており、その栽培管理を委託され、水稲の無農薬・無化学肥料での栽培を行っています。今日は事務所での説明の後、実際に中川町にある現地に出かけ、抑草ロボットのアイガモロボが稼働している様子と稲の生育の状況を視察しました。今後は有機JASの認証取得に向けて取組んで行くとのことでした。
尚、昨年生産された有機米は学校給食で使うとちょうど1日分の量だったのですが、価格が高くなるため給食で利用されることはなかったとのことでした。刈谷市が価格差を補填して、折角ですから給食で使用すれば良かったのにと思います。残念です。