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木曜日, 6月 13, 2024

2024年6月13日(木)


昨日のHPにおいて「6月定例会建設委員会の一般質問」で水道水におけるPFASの問題を取り上げるつもりであると書いたのですが、昨晩、偶然にもNHKクローズアップ現代においてそのPFASの問題が取り上げられていました。

紹介されていたのは岡山県の吉備中央町、国の暫定目標値が50ng/Lであるにも拘わらず2020年検査を開始したところ水道水から800ng/Lを検出、そのことを町民に公開せず、何の対策も打たずに2021年には1200ng/Lに、そして2022年には1400ng/Lが検出されるに至ったとのこと。今は水源を切り替えているから大丈夫とのことですが、この間、町民は汚染された水道水を飲み続けてきたのです。

有志28人が血液検査をしたところ、血中から平均値186ng/mLが検出、この数値はアメリカの基準値の実に18倍とのことです。

町長曰く「数値を軽んじていた。2020年に数字が出た時に、きちんと対応をすれば少なくとも3年~4年はもっと早めに止められたので、本当に住民の方に申し訳なかった」とのこと。

そして、実はこの暫定基準値50ng/Lですら、アメリカの基準より10倍も緩い基準なのです。出演していた大学教授は「簡単には分解できないPFASは『永遠の化学物質』 毒性は親から子の世代に影響し続ける」と指摘しています。

国の動向を待っているのではなく、県民の安心安全、そして健康のために国に先んじて何らかの対応をすべきではないかと考えます。