愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2024年7月8日(月)
(一社)内外情勢調査会名古屋支部(支部長:大村秀章)の7月度支部懇談会に出席しました。

講師は週刊文春や月刊文藝春秋の編集長などを務められ、現在は(株)文藝春秋取締役文藝春秋総局長の新谷学氏です。「スクープに見る企業の危機管理」という演題でお話し頂きました。

冒頭、昨日行われた東京都知事選挙の結果に触れられました。既成政党に対する壁壁感、閉塞感でガスが溜まっている今の空気は良い方にも悪い方にも行く可能性がある。悪い方の象徴的な例えとして挙げられたのが、先日のNHK映像の世紀バタフライエフェクトで報じられたワイマール共和国です。自由で平等な良い社会であったワイマール共和国がなぜヒトラーを生み出したのか・・・私も先日その放送を見ていただけに、講師の指摘を頷きながら聞いていました。今の政治に対する社会の空気は非常に危険な感じがします。

本題の危機管理については、危機管理の要諦5箇条とは次のようなことだそうです・・・

①最優先で守るものをしっかりと見極めること
②常に最悪の状況を想定する
③悪い情報ほど早く報告させる
④情報公開は一刻も早く
⑤トップの首は組織を守るためにある

そして、広報がやってはいけないこととして①逃げる ②隠す ③嘘をつくとのことです。演題には「企業の」と付いていますが、これらは全て私たち議員にも当てはまることですね。

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