9月定例愛知県議会の最終日。これまでの議案に加えて、衆議院議員の総選挙と最高裁裁判官の国民審査を執行するための追加の補正予算50億7702万8千円が追加で上程されました。
これにより今9月定例会では予算議案6件、条例議案4件、その他の議案45件の計55件の議案、補正予算としては220億5133万9千円が承認されました。
また、私は「18歳までの医療費無料制度の実施を求める」請願に賛成しました。
刈谷市では来年4月から医療費を入院・通院共に18歳年度末まで無料にすることが決まっています。「既に拡充が決まっているのだから今更請願に賛成しなくても良いのではないか」といった考え方もあります。
しかし、この子供医療費の無料化の財源はどうなっているかというと、愛知県が「入院は中学卒業まで」「通院は小学校入学前まで」の部分の2分の1を負担し、それ以上に拡充する部分は全て市町村が負担しているのです。そして、県内の市町村がこの制度をここ数年拡充しているにも拘わらず、愛知県のこの負担割合は17年間変わっていないのです。
従って刈谷市の今回の拡充により刈谷市としての負担額は約1億2000万円UPすることになります。私は愛知県の負担部分を拡充することにより(年齢を引き上げるか、2分の1という負担割合を引き上げる)、それぞれの市町村の負担を減らすべきだという考え方で賛成したのです。
結果は「賛成少数」で、請願は残念ながら不採択となってしまいました。