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金曜日, 11月 29, 2024

2024年11月29日(金)


先の6月定例会の建設委員会で質問をした発がん性が懸念される有機フッ素化合物「PFAS」について、水道水への含有量に関する初の全国調査結果が公表されました。

令和2年度~5年度までは、国が定めた含有濃度の暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超過したのは12都府県の14事業あったのですが、今回の結果ではゼロであったとのことです。

環境省は「水源の切り替えや活性炭による浄化処理など自治体や水道事業者の対策が奏功したのでは」としていますが、そもそもその基準が緩いのではないかと私は思います。

アメリカは「1リットルあたり4ナノグラム」と日本より10倍以上厳しい基準となっている上に「今後3年以内に飲料水中のPFAS量を測定して、情報を公開するように」「基準を超えたPFASが測定された場合、5年以内に削減するよう対応を求める」としており、その対策費用は年間およそ15億ドル(約2300億円)と見積もっています。

政府は今回の結果も踏まえ、新たな基準をつくり対策を急ぐとしていますので、その結果に期待しています。