前回5月に続いて2回目の実施で、今回は愛知県道路公社の理事長や名古屋高速道路公社の理事も参加して、高速道路の運営者側からの意見を拝聴することが出来ました。
名古屋高速道路は2021年5月1日にそれまでの定額制から距離料金制に移行しています。令和6年度の平均利用距離は約13Km、平均利用料金は約700円/台ですから普通車(ETC利用の場合)の平均単価はそれまでの均一料金780円/台に比べて約80円値下がりしていることになります。
栗岡氏は「日本経済低迷の最大の原因は高速道路が遠距離移動にコストが掛かるという料金制度にある」「高速道路の定額制導入が、国内観光産業の活性化と地域間格差の解消に大きく貢献する」と予てより語っておられます。「遠距離移動にコストが掛かる」「地域間格差の解消」といった視点から言うと、名古屋高速道路などは定額制の議論には馴染まないかなと感じました。
目的は遠距離移動に掛かるコストを下げ、人流を活発にすること、地方創生を促すことですからあくまで定額制の対象はNEXCOの高速道路かなと思います。
この件については国民民主党政調会長の浜口誠参議院議員が国会で「1コイン500円」の定額制を提案して下さっており、今日も秘書の方がその取り組みを詳細に説明して下さいました。定額制に出来ない言い訳は色々とあるようですが、「1年間限定で、社会実験を行うべき!」とも主張されています。全く同感です!