愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2019年5月9日(木)
政党に所属している無所属?

少し古い記事ですが、4月25日(木)の中日新聞三河版に「党派色」というタイトルで興味深い記事が掲載されていました。

蒲郡市において、これまでの選挙では自民党籍を持つ候補者も「無所属」で立候補していたものが、今回の市議選では自民系現職のほとんどが党の公認を受けて立候補したということです。

私が[無党派・市民派]にこだわるのは、「選挙で皆さんに約束したことに忠実に議員活動をやろう」という思いがあるからです。自民党籍なのに「無所属」と名乗って立候補する理由として新聞では次のように述べています。「党派色は抑え、地域の多様な民意の受け皿になろうとするからだ」つまり無所属と名乗った方が、広く大勢の方の支援を得られるからなのです。

私自身もかつて5度の市議選においては、実際は自民党籍であったにも拘らず「無所属」として出馬をしました(ルール上は許されているのです)。しかし実際の議員活動において、市民の皆様方の声よりも所属している政党の事情を優先させてきたことが何度かあったことは事実であり、その度に「選挙で約束をして来た事に正直でないよなぁ~」と思っていました。そこで、安保法制に対する政策的なズレも生じたこともあり、今から3年ほど前に3名の仲間と共に自民党を離党したのです。



市会議選挙届出の際に公明党さんや共産党さんはきちんと所属政党を名乗って立候補をされます。自分がどの政党に所属し、どのような政策や理念を持って立候補をしておられるのかを明確に打ち出し、その後の議員活動においてもそのスタンスを貫いておられます。私自身は「地方議会に政党色は必要ない」との立場から「無党派」であることを訴えていますが、「選挙の際の約束に忠実である」という意味では、公明党さんや共産党さん、そして今回「自民党公認」を受けて立候補された蒲郡市議会の皆様も立派なことだと思っています。

本物の「無所属」なのか、政党に所属している「無所属」なのか・・・有権者の厳しい目に期待をしています。

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