2020年8月31日(月)
安部総理が辞任表明したことをうけ、後継を決める自民党総裁選挙に向けた動きが活発になっています。誰が立候補するかと共に気になるのはどのように決めるかです。
党員による投票を省略して国会議員と都道府県の代表だけの投票で選出する可能性が高いようです。「政治的な空白を生じさせないように」というのがその方法を指示している皆さんの言い分ですが、安部総理は後任者が決まるまで職務を続けると言っているのですから、その言い分は極めて自分たちの都合の良い理屈に思えます。
今から5年ほど前、私たちが自民党を離党したきっかけは、当時国会で議論をされていた安保法制の取り扱いにあります。当時、市議会にその件で請願を提出されていた元安城学園高校の校長先生であった坂田先生は提出者による主旨説明の冒頭次のように述べられています。
「政治で大切なことは国民の声を聞くこと。国民の理解が進んでいない法案であれば徹底して国民に説明する努力をすることが必要です」・・・
国のリーダーを決める重要な時だからこそ、省略せずにきちんと党員投票をすべきであると私は自民党の外から見ていてそのように思います。