(一社)内外情勢調査会の11月名古屋支部懇談会に出席しました。毎年この時期には、この会の支部長でもある大村愛知県知事が講演をされます。演題は、ここ数年同じなのですが『愛知が起こす成長革命~今こそ、ファーストペンギンを目指そう』です。
冒頭、「アメリカ・日本・中国のGDPの推移グラフ」を使って日本経済における失われた30年の話をされました。グラフで判るように1995年から2021年までの26年間で、米国のGDPは3.1倍、中国は24倍に増加したのですが、日本は横ばいでした。介護・医療・年金などの社会保障は経済が活発になって、雇用が創出されてこそ、財源が生み出され回して行くことが出来るのです。
そのために現在取り組んでいるのが、昨日「もののけの里」が開園したジブリパーク、来年3月16日には「魔女の谷」も開園する予定です。2024年10月にオープンするスタートアップの支援拠点STATION Ai、ここでのキーワードは「セレンディビティ」=「思いもよらなかった偶然がもたらす幸運」を意味する言葉ですが、「人が集まり、人が交流することにより新たなビジネスチャンスが生まれること」が期待されるSTATION Aiなのです。
2023年から3年連続開催する「技能五輪全国大会・全国アビリンピック」、2025年にオープンする新体育館、2026年度開催のアジア競技大会・アジアパラ競技大会、2027年度以降に供用開始のセントレア第2滑走路など「人を集めるしかけ」です。
今回のテーマで使われた「ファーストペンギン」とは、ベンチャー精神を持って行動する個人や企業を、尊敬を込めて呼ぶ言葉です。新たな挑戦により経済を更に成長させる・・・愛知県の今後の取り組みを大いに期待をしていますし、議員の立場で少しでも力になれればと思っています。