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木曜日, 12月 05, 2024

2024年12月5日(木)

12月定例愛知県議会。今日と明日は一般質問です。自民党5名、あいち民主2名の計7名が登壇しました。代表質問では知事は登壇して答弁しますが、一般質問では自席からの答弁となります。教育長に対する質問の中で「高校生に対する献血の啓蒙と実践」といった視点での質問がありました。

献血については、献血が可能とされる年齢は69歳までという上限があることに加え、少子化によって献血者数が年々低下しています。献血をして下さる方は2004年には約547万人であったものが2023年には約500万人に減ってます。40代~60代は全体に占める割合が横ばいですが、10代~30代はこの20年間で年々減少して、3分の2になってしまっています。そこで、県立高校における献血の啓蒙・実践を質したものです。教育長の答弁は・・・

■県立高校では、「保健」の授業で、血液は人工的に造ることができず、献血が医療を支えており、いざという時には自分や家族を救うことなどを学んでいる。
■千種高校では生徒会が中心となって毎年、校内に献血車を受け入れ、有志による献血活動を行っている。また、部活動として青少年赤十字部やボランティア部が、文化祭や街頭などで、献血のPR活動を行っている学校もある。
■本年4月に文部科学省から県立高校に対して、赤十字血液センターが行う出前講座や学校献血等を積極的に活用するよう通知があった。
■献血車による献血は、以前は満16歳以上が対象となる200ミリリットル献血が多かったものの、近年は400ミリリットル献血が主流となり、その対象は男子が満17歳以上、女子が満18歳以上であることから、学校でまとまって実施することが難しくなり、本県の県立高校での献血は少なくなっている。
■しかしながら私立高校では年度末の2月に、主に成人となった3年生を対象に卒業記念として実施している例もあるので、県立高校においてもそれらを参考に、生徒が無理のない範囲で協力する取組にして復活させて行く。
■今後は新たな形での学校献血の実施を促し、一人でも多くの生徒の自主的な行動につながる環境を整えて行く。