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金曜日, 3月 01, 2024

2024年3月1日(金)

一般質問の2日目。今日も7名の議員が登壇されました。

あいち民主県議団の河合議員の質問の中で「能登半島地震を踏まえた県営水道の地震対策について」というテーマがありました。報道等によるとトイレなども含めて「水」が止まってしまっていることが不自由の大きな要因であると思います。その点を的確に突いた非常にタイムリーな質問でありました。所管します企業庁長の答弁の中から「県営水道における地震被害の軽減対策」の部分を紹介します・・・(写真:答弁する企業庁長)

■2003年から2030年を期間とする地震防災対策実施計画を策定し、浄水場構造物の補強や管路の耐震化など県営水道の地震対策を進めており、今年度末時点の進捗率は事業費ベースで約8割となっている。
■現在、11ある浄水場のコンクリート構造物の耐震化を順次進めているほか、浄水場が損傷した場合も想定し、浄水場の間で水を融通する連絡管の建設も併せて進めている。また、停電対策として、全ての浄水場において非常用電源を整備し、電源を二重化して安全性を向上させている。
■管路の耐震化としては、県営水道は耐震性の高い鋼管を多く採用してきたことから、耐震適合率は約9割に達している。特に基幹となる管路については、管路が被災した場合のバックアップとして複線化も進めている。能登半島地震においては石川県営水道の複線化区間において早期に給水を再開した事例があり、その有用性が再認識されていることから、今後この建設を加速していく。