議会の新たな役職などを決める5月臨時愛知県議会が開催され、議長には名古屋市天白区選出の須崎かん氏、副議長には知多市選出の佐藤一志氏が選任されました。
私は常任委員会は県民環境委員会、特別委員会は産業イノベーション委員会の所属となりました。
知事の[議案の提案説明]の中で[明治用水頭首工の漏水に対する対応]に触れた部分がありましたので、要点を紹介します・・・
■昨日「明治用水頭首工の漏水に伴う愛知県西三河地域用水確保対策本部」の第一回会議を開催した。
■現在、国が緊急対策として明治用水頭首工の取入口に、仮設ポンプを設置しているが、今後、さらに多くの水量が必要になるため引き続き、本県もあらゆる手立てを講じる。
■西三河全域の土地改良区と協力して、猿渡川などの県管理河川や、農業用排水路などへ応急ポンプを設置するとともに、対策に要する経費についても、県が全額補助するなどの財政的な支援を行うこととした。
■明治用水土地改良区の事務所内に「愛知県詰所」を臨時に設置し、県職員が技術的な支援や関係機関との調整を行うなど、土地改良関係者が一体となり、農業用水の確保に取り組んでいる。
■農業用水の再開にはまとまった水量が必要だが、工業用水は構造上少量であっても給水を再開することが可能であることから、5月19日午後7時に少量ではあるが安定した取水が可能となったため、通常の使用水量の3割程度で受水を再開できている。
■農業用水についても、本線・支線・末端まで水が満ちたことから、5月25日の約1,700ヘクタールを皮切りに順次、試験通水が始まっている。
■一刻も早く今回の事故原因を究明し、漏水箇所の閉塞を行い、頭首工の機能が早期に復旧するよう国に対し働きかけていくとともに、本県としても全力で取り組んで行く。