今日から3月24日(月)まで36日間の会期で2月定例愛知県議会が開会しました。
大村知事による議案の提案説明は文字数25000字、A4の紙で47ページ、1時間を超える演説です。その中から、新年度当初予算に関する部分を一部紹介します・・・
2025年度の当初予算は
一般会計 2兆9,413億余円
特別会計 1兆2,682億余円
企業会計 2,349億余円
合わせて4兆4,444億余円となります。このうち、一般会計の予算規模は、2024年度当初予算に対し105.2%となります。
今回の予算編成では、2,296億円という多額の収支不足が見込まれました。そこで先ず、2024年度において、県税収入及び地方交付税がともに当初予算額を上回ったことなどにより確保した財源によって、年度内に予定していた減債基金(任意積立分)及び財政調整基金の取崩し1,289億円を全額取り止めました。さらに、2024年度中の法人二税収入の増収等に伴う地方交付税の後年度減額精算に備えるため、財政調整基金に1,310億円を積立てます。
その上で、2025年度において、減債基金(任意積立分)1,002億円、財政調整基金1,294億円、合わせて2,296億円の基金を取り崩すことにより、収支不足を解消することができました。なお、その中でも財政調整基金の残高を1,554億円確保してお
ります。
本県の財政運営は、単年度の歳入だけで歳出を賄うことができず、多額の基金取崩しに依存する厳しい財政状況が継続しています。今回の2025年度当初予算においては、実質収入ベースの一般財源の大幅な減少に加えて、人件費、扶助費といった義務的経費が増加する厳しい財政状況でありましたが、財政調整基金の残高を確保するなど、財政の健全化を意識した予算編成を実施しました。
そして、最後にこのように結ばれました・・・
最後に、結びとして一言申し上げたいと存じます。これからも本県は、東京一極集中にストップをかけ、イノベーションを創出する好循環を生み出す日本の成長エンジンとして、将来にわたって我が国の発展を力強くリードし続けてまいります。
愛知の成長・発展の推進力となる「ジブリパーク」や「STATIONAi」、さらには「IGアリーナ」との相乗効果を生み出しながら、日本の未来をつくるビッグプロジェクトをさらに大きく前進させ、愛知を勢い盛んに成長・発展させていく。こうした思いを2025年度当初予算に込め、『Make Aichi Great』予算として編成させていただ
きました。
引き続き、「日本一元気な愛知」、子ども・若者・女性・高齢者・障害のある方など「すべての人が輝く愛知」、県民の皆様すべてが豊かさを実感できる「日本一住みやすい愛知」、そして、すべての人が輝き、未来へ輝く「進化する愛知」を実現するため、全力で取り組んでまいる所存でありますので、県議会議員の皆様方並びに県民の皆様方の、ご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。
明日からは議案の説明会・代表質問・一般質問・議案質疑・委員会と続きます。しっかりと取り組んで参ります。