油ヶ淵で行われている水質浄化の取組を視察して来ました。
この取組は、ヘドロスという超音波ヘドロ自動計測器によってヘドロの堆積状況を詳細に把握すると共に、そのヘドロを「ハイデンスナノバブル」の照射により減少させ水質改善効果などを検証する目的で、名古屋工業大学の客員教授である野口好夫氏らが中心となって行っているものです。4月4日~6月30日まで照射を行いますが、今日はその中間での実績測定が行われたのです。
この油ヶ淵は、複数河川の合流箇所にある湖沼という特性によって年々、ヘドロが堆積する影響を受け、生物環境は悪化傾向にあり、シジミの漁獲量減少や生育する魚種の減少などが近年問題となっています。
また1979年には環境省が公表する全国の湖沼水質状況でワースト2という不名誉な記録を受けたこともあります。平成6年度から行政と市民が一体となって水環境改善に取組んだ結果、一定の改善効果は出ていますが、県議会でも度々、更なる水質浄化の必要性が訴えられているのです。
ヘドロ減少のしくみは「ナノバブル水(湖底に滞留・沈降)⇒湖底に酸素を供給⇒好気性微生物の活性化⇒ヘドロ分解⇒ヘドロ減少(環境改善)」というもので、この「ハイデンスナノバブル=超微細気泡発生装置」を開発した東京大学の安斎聡教授とも話をさせて頂いたのですが、絶対の自信を持っておられましたので、6月末の検証実験結果が非常に楽しみです。
『令和7年度 刈谷市観光協会通常総会』に出席しました。
全ての事業を刈谷市観光協会が行っているように思いがちですが【主催】【共催】【支援】と次のように別れています。
【主催事業】
●刈谷桜まつり
●刈谷わんさか祭り
●刈谷アニメcollection(アニコレ)
【共催事業】
●西三河フォークジャンボリー
●万燈祭
●刈谷駅周辺かりやストリートイルミネーション
【支援事業】
●野田雨乞笠おどり
「観光協会の役割は、まちと人を元気にすること、経済効果を生み出すことです。皆さんが楽しんで頂けるように、そして、故郷刈谷に愛着を持って頂けるような事業を行って行きます。」杉浦会長のご挨拶です。