愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2020年5月28日(木)
昨日、福祉医療委員会において「第2波に備えてPCR検査体制の拡充」といった内容について質問をしました。その要旨について紹介します・・・

(問)現在のPCR検査能力はどれだけか?
(答)現在のPCR検査能力は783件。その内訳は県衛生研究所が240件、保健所設置市による検査と民間検査機関による検査が合わせて205件、医療機関による検査が338件。

(問)瀬戸保健所豊明保健分室でのドライブスルー方式での検査状況は?
(答)5月15日から開設し、5月26日までに4回の検体採取を実施。検査対象者は、医療機関の診察を受けPCR検査が必要と判断された軽症患者を対象としており、医師からの事前予約制でドライブスルー方式により実施。これまでの合計検査件数は47件。

(問)資料では今後、ドライブスルー方式を6か所設置となっているが?
(答)今後の設置について、具体的な設置場所が決定しているわけではない。新型コロナウイルスの今後の感染状況により、設置か所数も含めて詳細な設置場所や開始時期の調整を行っていく。
 
(問)第2波に備えて検査能力を高めておくことは大切だと思うがその計画は?
(答)県全体の検査能力を秋には1日1325件まで増やす予定。その1325件の内訳は、県衛生研究所が検査要員の増と検査機器の追加配備により480件、保健所設置市による検査と民間検査機関の検査可能件数の増により合わせて245件、医療機関による検査が新規追加により600件の予定。

(問)今回計上されているPCR検査所運営費5億円の予算内訳は?
(答)検体を採取する医師、その補助を行う看護師の人件費及び保険料として2億5千万円、防護服等の検査に必要な備品購入経費として1億3千万円、検査所における交通誘導等の運営スタッフにかかる経費として1億2千万円を計上。

(問)唾液を用いた検査による検査体制についての考えは?
(答)唾液によるPCR検査は、現在、国が導入に向け検討中。医療従事者の負担や感染リスクを軽減するだけでなく、検査件数を大きく増やすことが可能となるため、国から指針が示され次第、具体的な手順を検討して行く。

ここ1週間の愛知県における陽性者数は23日(土)に1人いたものの他の日は全てゼロ、入院者数も18人(26日現在)と減少してきています。また緊急事態宣言も解除され「このまま終息して欲しい」と願ってはいるのですが、油断は禁物です! この凪の時にきちんと第2波に対応した検査・医療体制を充実させておく必要があると思っています。

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