井ヶ谷地区における『たん水防除事業』の説明を聞きに、岡崎市明大寺本町にある西三河農林水産事務所を訪問しました。
この井ヶ谷地区における『たん水防除事業』と言うのは、現在の井ヶ谷排水機場は竣工から約40年が経過して、地区内の開発やポンプの排水能力の低下などが見られるために、排水機場を新たに作り直す事業です。
総事業費は21億1300万円で、令和7年度が用地買収と設計業務、令和8年度から令和11年度に工事を行い、現在の排水機場の倍以上の排水能力を確保するものです。
その後は、3月27日に刈谷市元町の農園で行う『菌ちゃん先生 野菜づくり実習会』の関係で、ご協力頂く民間企業や福祉施設に挨拶に訪問しました。
この事業の主催者に伺うと「チラシを1枚配っただけで、告知して1週間で定員が埋まってしまった」とのこと。SNSと口コミの情報発信力に改めて驚かされました。
そして夜は、刈谷まちづくり市民会議の3月度定例会に参加しました。講師は、安城学園高校の地頭雅春さん。講演タイトルは「主権者教育が運んできた幸せの種~より良い明日、未来を生きるためのヒント」です。
文科省は主権者教育を「単に政治の仕組みについて必要な知識を習得させるにとどまらず、社会を生き抜く力や地域の課題解決を社会を構成員の一人として主体的に担うことができる力を身に付けさせること」としています。
安城学園高校での主権者教育はその定義通りの実践で、机上の座学ではなく、具体的な行動を通しての学びでした。しかも決して硬くなく、楽しみながら学べる取り組み方法でした。
講演内容はもちろんですが、地頭先生のユーモア、遊び心に溢れる語り口も含めてとても楽しく有意義な時間でした。