愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2021年7月12日(月)
本年度7回目となる臨時議会が開催されました。議案は補正予算。そのうちの1つは愛知県厳重警戒措置に伴う協力金、そしてもう1つはヤングケアラーの実態調査の実施です。ヤングケアラーとは通学や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、年下の兄弟などの介護や世話をしている18歳未満の子どもを指します。 

国において昨年度、中高生を対象とした全国規模での実態調査を初めて実施し、今年4月に公表された調査結果では、ヤングケアラーが各世代に一定の割合で存在することが明らかになりました。

しかしながら、国からは都道府県毎のデータが提供されず、また、ヤングケアラーの実態を把握する上で重要な小学生が調査対象となっていませんでした。このためヤングケアラーを早期に発見し、必要な支援につなげるためには、愛知県が独自でヤングケアラーの詳細な実態を把握する必要があることから早急に実態調査を実施するための予算約998万円です。

具体的には、公立学校の小学5年生、中学2年生及び高校2年生の約1割となる約18000人の児童・生徒や、県内全ての公立小学校・中学校・高等学校1573校にアンケート調査を実施します。また、本県独自に、元ヤングケアラーや相談支援機関等へのインタビュー調査も実施します。

更に、調査結果を市町村や関係機関に提供することにより、ヤングケアラーの早期発見・把握への取り組みや必要な支援策の促進を図って行きます。

▲TOP