万燈祭の新楽。桜区・デンソーチームで参加しました。今年も高張提灯持ちが役目です。(写真:桜区万燈保存会会長で私の後援会会長の面高さんと)
気合を入れていないと溶けてしまいそうな酷暑の中、昼からは町曳き、その後東陽町や新栄町・広小路に移動して10地区揃っての一斉舞い、刈谷市駅北交差点でのコンテストが行われました。
万燈祭は刈谷市に200年以上前から伝わる、火難防除と町内安全を祈願する伝統的な祭りで竹と和紙で作られた張子人形を色鮮やかに彩色したもので、多くは歌舞伎絵や武者をかたどっています。大万燈は高さ約5メートル、幅約3メートル、重さ約60キロにもなり、これを若衆が一人で担ぎ、周りの者は笛や太鼓のお囃子に合わせて舞う、勇壮で幻想的な祭です。
コンテストの結果は寺横の「百鬼夜行」が最優秀賞となりました。7月12日に万燈製作の激励に10地区の万燈蔵を稲垣市長・万燈保存会会長さんらと訪問した際に、これまでに見たことのない題材でひと際目を引いたのがこの寺横の「百鬼夜行」だったのです。当時はまだ製作の途中で、どのように完成をするか楽しみにしていました。
もちろんコンテストの優劣は万燈の出来栄えだけでなく様々な審査ポイントがありますが、「最優秀賞、寺横町」のアナウンスを聞いた時に、「やはり、そうだ」と思いました。
桜区・デンソーチームで参加するようになって今回が21回目です。今年は小高原小学校の児童が沢山参加してくれました。初めの頃、子ども会のメンバーとして太鼓・笛を習った子ども達が、成長して今では次の世代の子ども達に教えているのです。歴史や文化が間違いなく継承されていることを嬉しく思いました。
うだるような暑さの中で約9時間。足は痛く、体はバテバテですが、心地よい疲労感で今年も終えることが出来ました。氏子7町の皆さんは明日が「本楽」、熱中症に気を付けて刈谷のまちを盛り上げて頂きますようお願い申し上げます。