生憎の雨模様。私の事務所では、刈谷地域ねこの会の皆様によって「ねこの譲渡会」が開催されています。
こうした譲渡会は、公共施設の使用が出来なくて会場を見つけるのに苦労する場合が多いようですが、この度愛知県では譲渡推進施設の整備に向けて動き出すことになり、2月定例会の代表質問でもそのことが取り上げられましたので、大村知事の答弁要旨をご紹介します。
■愛知県では、動物愛護管理行政の拠点として、1987年に動物保護管理センター本所を豊田市に設置したのをはじめとし、その後1993年までに一宮市に尾張支所、半田市に知多支所、豊橋市に東三河支所を順次設置してきた
■設置当初は、多くの犬や猫を一時的に収容する施設として整備していたが、現在では一時的な収容に留まらず、犬や猫が一頭でも多く新たな飼い主のもとで幸せに暮らせるよう、譲渡に努めており、2023年度には犬を276頭、猫を211頭譲渡した
■本年度、犬や猫の譲渡施策をさらに推進するため、先進自治体の調査を行ったところ、訪れやすい場所にあり、犬や猫が空調の整った個室において1頭ずつ健康管理され、また、いつでも譲渡を待つ犬や猫を身近に見て、気軽に触れ合うことができるなど、譲渡の機会を増やすような工夫がなされており、本県の動物愛護センターの施設構造には、譲渡推進に向けて改善の必要があることがわかった
■本県でも、動物愛護センター本所及び支所において、十分な動物愛護管理業務を行うことができるよう、機能強化を図っていきたいと考えている
■そこで来年度から、新たな譲渡推進施設に必要な機能や、移転も視野に入れた整備手法の検討等を行うとともに、さらなる動物愛護の推進に努め、人と動物が共生できる社会の実現を目指してしっかりと取り組んで行く