愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2020年4月9日(木)
[緊急事態宣言]について大きな動きがありました。この経緯について県議会の先輩である犬山市選出の原議員が判り易く説明して下さっていますので、ご本人の許可を得てこのHPに掲載させて頂きます。

『愛知県知事が緊急事態宣言の対象区域へ追加するよう国へ要請へ』

新型コロナウイルスを押さえ込むため大きく動きだしました。
当初、国からの緊急事態宣言の対象区域になぜ、愛知県は入らなかったのか? その思いは多くのみなさんと同じでした。



あえて冷静に分析するならば・・
愛知県の感染者は全国で5番目に多いものの、その大半は2つのメガクラスターからで、どちらとも感染拡大が終息していること。
感染経路が分からない感染者の割合が低く、増加ペースが緩やかであり、さらに感染経路と濃厚接触者などが追跡できていること。
愛知県の宿泊費施設を利用して軽症者の一時受け入れ対応施設の整備をいち早く進めたことなど、医療現場は大変であるものの、他都府県より医療体制が先行していること。
などがあげられます。


しかし、よく注視して分析すると・・・
4月3日以降、12名・19名・7名・11名・21名・20名と感染者数はほぼ2ケタであり、昨日一昨日に至っては20名を超えています。また近日中に至っては、感染経路が分からない感染者も増えつつあります。さらに東京などの首都圏と大阪などの関西圏が緊急事態宣言を受けたことにより、ここ愛知県や名古屋市へ人が流入し、新たな感染クラスターの発生や感染を拡げることが危惧されます。

それゆえ、愛知県の状況を踏まえるならば、一刻も早く愛知県を緊急事態宣言の対象区域へ追加することを国に強く働きかけるべきと思っていました。

そこで自民党愛知県議員団は、知事にその要請をするため、昨日は打ち合わせや情報収集、議論を重ね、今朝の正式な要望を前に、昨夕、知事に自民党愛知県議員団よりあらかじめ申し入れをさせていただきました。これらさまざまなプロセスがあり、今日の知事の緊急記者会見に至りました。

さらに、国へ要請との発表と同時に、「愛知県独自で緊急事態宣言をする」ともしました。この点ついては、私たちも記者会見まで知らないことでした。驚きつつも混乱を少しでも避けられればの思いで愛知県独自の緊急事態宣言についても触れてみます。

明日、午後1時から愛知県対策本部会議を受けて宣言が発出されます。その時点で、国が愛知県を宣言区域に指定されているか否か関係なく宣言をします。じゃあ、国と県で何が違うのか?

ほとんど変わりません。
国の宣言と同じ内容が愛知県の宣言の基本となっています。期限も同じ5月6日までとし、延長については状況を見極め判断します。

主な内容は・・・

これから県内の不要不急の外出や移動は全て自粛のお願いをしていきます。学校休業も5月6日まで延長されます。保育園や幼稚園、児童クラブは今の対応のままの方針です。
宣言と合わせて、経営に苦労されている事業者のみなさんに向けて、愛知県独自の緊急経済対策も公表される予定です。主な柱立てを示して、補正予算で計上し、5月と6月議会で審議していくことになりそうです。

そして、焦点は休業要請になると思われます。まだ定かではありません。いずれにしても、全体としての内容は、国や7都府県と足並みを揃えていくと愛知県も強調しています。

それほど緊急事態と受け止めているということだと思います。これからもこれまで経験したことのない戦いがまだまだ続くことになります。その中で愛知県が何を守るべきとしたか・・・

皆さんの命と健康です。そのための緊急事態宣言の対象区域の追加を国に要請し、さらに県独自で非常事態宣言をすることとしたのだと思っています。もちろん批判もあり、さまざまな思いや考えがあるは承知しています。しかし、今はみなさんと全てを一つにしなければならない時です。ワンチームとなりご理解とご協力をいただくお願いをするばかりです。

それは・・・
皆さんの「命」と「健康」を守りつつ、皆さんや市町村・事業者・団体の全ての方々と連携することで新型コロナウイルスを押さえ込んでいくためです。

どうかよろしくお願い致します・・・

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