財政課よりすべての局に関する「主要事業の進捗状況等について」の説明がありました。毎年この時期に行われているものです。内容は多岐に亘りますので全ては紹介しきれませんので、ここでは、数年前から行われていて、時々質問や意見が寄せられる『街路樹の適正な管理』について紹介いたします・・・
■愛知県では2021年度から幅員が狭い歩道を中心に低木の撤去を進めており、全体の約3割の撤去が昨年度完了しました。今年度から縮減された管理費を活用して、従来は年1回実施していた植樹帯内の除草を年2回対応とすることにより、快適な歩道空間の確保を図っています。
■また、大木化により視認性を悪化させている中高木、老朽化により倒木が懸念される中高木についても、順次撤去を進め、交通安全の向上を図っています。
■今年度は、中高木の適正な管理計画の策定を進め、街のシンボルとなる道路を中心に、選定頻度を増やすなど、樹木が持つ本来の美しい樹形に整えて、街路樹の再生を図って行きます。
樹木を撤去・伐採してしまうため「街から緑をなくしてしまうのか」といった意見があることは承知しています。しかしこの事業を始めた2021年当時、愛知県では中高木約8万本、低木約340万本の街路樹を管理しており、雑草の繁茂による通行障害など交通安全面、樹形の悪化による景観面、老朽化した中高木の倒木といった防災面の課題があり、限られた予算の中でそうした課題を解決するには、こうした手法を取らなければ解決できないのではないかと私は思っています。
今後も、街路樹の計画的で効率的な維持管理を進め、安全で潤いのある道路環境の創出を図っていかれることを期待しています。