昨晩から今日にかけて、新聞・テレビ等で「坂口氏ノーベル生理学・医学賞受賞」が大きく報道されています。
坂口氏は1977年から約3年間、愛知県がんセンター研究所において研究生として学ばれており、その時の研究が今回の受賞の原点となっているとのことで愛知県民として大変嬉しく、また誇りに思います。
さて、その愛知県がんセンターですが、1964年に「がん研究会」「国立がん研究センター」に次いで設立され60年以上に渡り実績と信頼を築いて来ました。
そして昨年4月に大村知事より「新愛知県がんセンターの基本構想(基本方針)」が発表され、2030年代初頭までの供用開始を目標に、2028年度この場所での建て替え工事着工に向けて、本年3月「新愛知県がんセンター整備基本計画」を公表しました。これによって、施設の規模・機能などの方向性が明示されました。
それによりますと、新病院棟(延べ約50,200㎡)と新研究棟(約9,800㎡ )という規模設定、病床数を現在の500床から410床に削減、手術室を12室へ増設、緩和ケア床の確保などの機能割当てが含まれています。
坂口先生のこの度の受賞が、愛知県で生理学・医学の発展のため日々研究に取り組む研究者や学生の皆さんにとって大きな励みになると共に、がんセンター建て替えに向けた弾みになるものと思います。