愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2020年12月7日(月)

私が所属する経済労働委員会が開催され、補正予算の質疑の中でスタートアップの支援拠点である[ステーションAi]の整備について議論しました。

名古屋市の鶴舞公園南側の県有地に整備予定のステーションAiについては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、2月に公表したPFI事業者の選定に係る入札公告を一旦、5月に取り消したのですが、先月11月17日に改めて入札公告を行い、選定手続が本格的に再開されました。

しかしいくつかの点について事業スキームの見直しが行われており、「施設規模を縮小」「運営期間を約20年間から10年間に短縮」「PFI事業者が支払う運営権対価を約50億円から2.55億円に大幅に減額」など、その見直し内容を見る限り「条件を良くしなければPFI事業者の応募がない」=「以前に比べてスタートアップ支援に対する需要が見込めない状況になったのでないか・・・」と心配になるような見直しだったのですが、その点についてはその危惧を打ち消すように次のような力強い答弁がありました。

新型コロナウイルス感染症の拡大により、逆に、期待や需要が高まったと考えている。社会全体がダメージを負っている現状は、解決すべき社会課題が噴出している状況。こうした大きな変革が求められる状況は、新しいアイデアや技術により課題を解決することに長けたスタートアップの活躍が期待される局面。

行政としても、スタートアップが活躍する場作りを行い、その下支えをする必要は益々高まっていると考えている。

供用開始が当初の予定より約2年遅れて2024年10月頃になってしまいましたが、ぜひ世界最高レベルのイノベーション創出拠点を作って欲しいと願っています。

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