愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2021年4月26日(月)

昨日行われた名古屋市議会議員の選挙。4月11日の日記で書いた通り、私が市議初当選の頃からお世話になっていた横井候補を応援していただけに残念な結果となりました。

朝刊を見ながらその分析をしてみました。横井さんは自民・立憲民主・公明・国民民主の推薦を受け、共産党からも自主的支援をしてもらうというかたちで、組織による支援体制は盤石でありました。

しかし、出口調査によると自民党支持者の53.6%が河村さんに投票し、横井さんには44.2%しか投票しなかったということでした。

数年前から感じていたことではありますが、組織や団体に属することを嫌がる、あるいは所属していても帰属意識が極めて薄い人が年々増えてきたように思います。政党だけではなく、労働組合・婦人会・子供会・自治会・老人会・農業団体・商工団体・・・あらゆる組織がそのような傾向です。そして、コロナの影響でそのことが益々加速して来たようにも感じます。

ある人が「コロナによって従来の縦社会が崩れ横社会になった」と言われました。組織によって上の者の指示を下の者が聞くといった縦社会から、上下の関係はなくそれぞれが自らの意思で動く横社会になったとの意味です。

今回の結果は単に、「既成政党が束になっても叶わない河村さんの人気の高さ」といった捉え方をするだけでなく、組織と言うものに対する日本社会の変化として捉えた方が良いと思いますし、この傾向は今後も進んで行くだろうと思います。

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