愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2025年6月27日(金)


6月定例愛知県議会、今日は私が所属している経済労働委員会が開催されました。

6月議会には「愛知県カスタマーハラスメント防止条例及び防止対策事業費」が上程されています。

「カスタマーハラスメント」の定義は広く、『正当なクレーム』との線引きが難しいとされますが、現場で混乱を生じさせないよう、区別をどのように示して行かれるのか、見解を質しました。

答弁によりますと・・・本条例案では、カスタマーハラスメントを「顧客等による社会通念を超えた言動で、就業者の職場環境を害するもの」と定義しています。内容は業種や状況により様々であり、正当なクレームとの区別は個別判断が必要です。そのため今後策定する指針では、現場での判断に役立つ具体例(例:料理に問題がないのに金銭を要求、大声での叱責など)を多数示します。指針は条例施行前に策定し、専用サイトや各団体を通じて周知啓発を行います。とのことでした。


飲食業を営んでいる方々からは「どう考えてもカスハラだ」と思っても、なかなか「お客様には逆らえない」、「無理な要求を聞かなければならない」といった声をよく聞きます。

もちろんお客様からの『正当なクレーム』に対しては誠意ある対応をしなければなりませんが、そうでない場合には毅然とした態度で臨むべきだと思います。そうした時に、毅然とした態度の後ろ盾となるのがこの条例の存在であると思います。愛知県が「カスタマーハラスメントを行ってはならない」と強く宣言し、そのことを社会全体の共通認識とすることで、カスタマーハラスメントのない社会が実現するのではないかと考えています。社会全体の共通認識となるよう、条例や指針の周知啓発にしっかり取り組んで頂くことをお願いしました。

また一般質問では、「刈谷イノベーション推進プラットフォームとSTATION Aiとの連携」について質しました。

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