刈谷市美術館では1月28日(日)まで『第18回 ちびっこ絵画展』が開かれています。
刈谷市内の公私立保育園15園の園児が、日常生活の中で自ら描こうとして描いた絵が展示されています。これは絵を描く時間やテーマを設けて描いた絵ではなく、子どもたちが自由に描きたい時に描いた絵=その時の思いが描かれています。
そして、展示されている絵には園の名前も子どもの名前も全く書かれていません。「比べる」のではなく「それぞれの子どもの思いを感じて欲しい」といった主旨だからです。
この企画を指導して下さっている愛知教育大学の竹井教授の言葉です・・・
子どもの成長を願わない親はいないでしょう。しかし、絵の表現を急ぐあまり、年齢の進んだ表現を子どもに求めることは、つぼみの花を無理やり広げようとする行為に近いと言えます。
花が適切な養分や環境の下で自ら開くように、子どもの表現も適切な経験や環境の下で、自ら開花します。
思い当たること、反省することばかりです・・・