愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2021年7月26日(月)
市民からの声を届けに登庁しました。市議会議員の頃は市役所まで車で5~10分、今は愛知県庁まで約1時間、それだけ道中の時間が掛かっても用件を電話で済ますのではなく、出来る限り直接担当者にお会いして話をするようにしています。「誠意とは行動なり」の意気込みです。

今日の案件は、外国人向けの日本語教室を運営しているKさんからの依頼です。現在そうした日本語教室には日本語学習支援基金より運営経費などの一部が補助されているのですが、この基金は既に令和2年度で終了しており、本年度は残額があったためそれを利用して補助を継続(補助額は減額となりましたが)していたのです。

この補助制度が来年度以降どのようになってしまうのか? 基金ではなく一般財源で新たに県の事業として行うことは可能なのか? 市によっては学校の中などで市が独自に日本語支援を行っているところもあります。本来は市の実情に合わせて市が独自に対策を講ずれば良いのではないか? その際、愛知県教育委員会から市町村に事業費助成を行うべきではないのか? そもそも学童の日本語学習支援を国際交流協会が担うべきなのか(教育委員会ではないのか)?・・・など様々な疑問と問題があり、簡単には結果が出せないことが判りました。

但し、間違いなく言えることは、現在この支援を受けている日本語教室は県内に90施設あり、それらは現在の資金面での支援がなくなってしまうと日本語教室のいくつかは閉鎖に追い込まれ、困るのは外国人の子どもたちであり、更に、日本語を話すことが出来ない子どもであふれる教室であり、学校であるということです。

今日は当局に対してボールを投げたかたちです。今後どのようなボールが帰って来るか注視しています。

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