(一社) 内外情勢調査会名古屋支部(支部長:大村秀章)の5月度懇談会に出席しました。今日の講師は昨年までNHK名古屋放送局の局長を務めておられた島田敏男氏です。
演題は「菅政権と今後の政局」ですが、手元に戴いたレジメには副題として「リーダー交代の光と影」と付いています。そのレジメを参考にしながら講演の概要を紹介します・・・
◎バイデン大統領との首脳会談で一定の成果を挙げたが、コロナ対応に苦慮し
て、菅首相の先行きは不透明
◎5月のNHK電話世論調査で内閣支持率が急落。菅政権の抱えている危うさ
◎コロナ禍の下、我慢を強いられる国民が政治家を見る眼は厳しくなっている
◎昨年夏の安倍氏の2度目の退陣表明は、潔いだけでなく計算高い思惑も垣間
見えた
◎菅首相は自民党総裁選挙で国会議員の圧倒的な支持を得たが、本格的な党員
投票していないことが影を落としている
◎解散総選挙の時期と行方=6月16日が通常国会の会期末。オリパラの簡素
化開催を実現した上で、夏以降に信を問う展開か
◎今度の衆議院選挙で、自民党が議席を維持し増やすのは至難の業。前回の勝
ち過ぎのつけが
◎一度の総選挙で野党が主導権を握ることは考えにくい。ただ、誰が日本の舵
取りにあっても大切なことは同じ=2022年の中国共産党大会を前に浮上
する台湾問題