愛知県議会議員 神谷まさひろ

東陽町ホンネの日記

2021年3月31日(水)

愛知県では3月21日に「厳重警戒宣言」を解除した後も、名古屋市全域の酒類を提供する飲食店等に対し、今日までの期限で夜10時までの営業時間短縮要請を行っていました。

そして春休みに入り人が移動する季節を迎える中、引き続きリバウンドを抑え込むため、名古屋市全域の酒類を提供する飲食店等に対する時短要請を4月21日まで延長することとなりました。

営業時間短縮要請の延長に伴い、要請に応じて頂ける事業者1店舗1日あたり2万円を交付する「愛知県感染防止対策協力金」についても、4月21日まで継続して実施するための所要額58億8千万円の補正予算案を、4月2日に臨時議会を開催して審議する予定です。

昨年4月の日記で「4月に臨時議会を開催するのは初めてのことです」と書いたのですが、2年続けて「4月臨時議会の開催」となりました。

感染の再拡大による第4波を防止するため、日々の感染状況を注視しながら、感染防止対策に迅速かつ柔軟に取り組んで行きます。
2021年3月30日(火)

刈谷市歴史博物館で開催されているミニ企画展『思い出の1964~聖火が刈谷を駆けぬけた日』を観覧しました。当時私はまだ4歳であったためほとんど記憶はありませんが、展示されている写真や動画から刈谷の町並みが偲ばれます。写真は県道知立東浦線に架かる跨線橋の東陽町側からのものですね。

この企画展は4月11日まで開催されており、4月6日(火)には歴史博物館の駐車場において聖火の到着を記念したステージイベントが開催されます。

その後、刈谷市産業振興センターで開催されている『子は宝フェス』に出かけました。

子は世の宝。子どもたちは希望。未来は子どもたちが創る。昔子どもだった大人たちから子どもたちへ。次世代へ命をつなぐ・・・その様な想いを持って数年前から始まったイベントで、今年度刈谷市70年記念「かりや夢ファンド」コラボ70として採択されました。会場では愛知教育大学大学祭実行委員会の皆さんもスタッフとして活躍しておられました。

コロナで大変な時期だからこそ、大人も子どもも一つになり、満開の笑顔を咲かせるイベントとして大成功を祈念しています。
2021年3月29日(月)
この季節は人事異動の時期です。愛知県の知立建設事務所に伺い、新旧お二人の所長さんに挨拶することが出来ました。また、県議になって以来、知立建設事務所関係で判らないことがあるといつも助けってもらっていた職員さんも3月末で退職されます。皆さん新たな立場で益々ご活躍されることをお祈り致しております。

先の2月定例愛知県議会、本会議において行った議案質疑の中から知立建設事務所に関係した項目である『県道今川刈谷停車場線の横断歩道橋整備について』答弁のポイントを箇条書きにして紹介します・・・
 
・桜町交差点の地下道は入り口が狭く混雑している
・混雑解消のため県道知立東浦線を跨ぐ幅員3mの歩道橋の整備を進めている
・現在、必要な用地の確保に向け地権者と交渉中
・必要な用地が確保でき次第、すみやかに工事に着手する予定
・駅周辺のまちづくりの一環として、刈谷市が刈谷駅北地区歩行者デッキを計
 画
・将来的には、歩道橋とデッキが一体となり、一連の歩行者動線が確保される
・歩道橋の計画地は、バリアフリー化を重点的に進める地区に位置付けられて
 おり、エレベータの設置などについて、刈谷市と調整を進めている
2021年3月28日(日)

刈谷市体育館において刈谷市ユニホッケー協会の総会と大会が開催されました。

「刈谷市におけるワクチン接種は当初の予定より遅れて高齢者は6月中旬、16歳から64歳については未定とのことです。ユニホッケーのようなスポーツで免疫力を高め、元気な体を作りましょう」総会ではその様な挨拶をさせて頂きました。

また、大会においては毎試合ハーフだけ出場させてもらいましたが、それだけでも体力的にはいっぱいいっぱいです(汗)来賓挨拶で語った言葉が自らの身に返って来ます。

そして、夏にユニホッケーによる事業を考えているとのことで、今日も刈谷JCチームも参加してくれました。残念ながら「未だ1勝もしていない」とのことですが、最後の試合では若々しいプレーで3点も取りましたから、近いうちに初勝利も期待できそうです。
2021年3月27日(土)
 
杉浦先生・宮田先生の音楽教室合同のピアノ発表会に出席しました。

「音楽は喜びを倍増させ、悲しみを半減させます。コロナで気が滅入りがちなこんな時だからこそ、音楽で明るく。そして、皆様の人生が彩に満ちた素晴らしいものであることをお祈りします」来賓としてその様な挨拶をさせて頂きました。

途中で抜けて、桜市民館において上田市議が中心になって行われている子ども食堂に出かけました。暖かな陽気、春休みと言うこともあって大勢の子ども達で賑わっていました。

小学校を卒業した子どもさんのランドセルも沢山集まり、焼き肉店「八億円」さんによる弁当の提供、多くのスタッフの皆さんの献身的な活動など、沢山の人の善意が集結して運営がされています。
2021年3月26日(金)

グラウンドゴルフの総会に出席しました。いつもは屋内で行っているのですが、本年度はコロナ対策の一環として屋外での実施です。

冒頭に挨拶の機会を頂いたので、「1年間の愛知県におけるコロナ感染症対策の予算が約5850億円であったこと」「刈谷市におけるワクチン接種の予定が遅れており、高齢者の皆様は6月中旬頃になること」「グラウンドゴルフのような運動により免疫力を高めましょう」といった内容で挨拶をしました。

その後行われた、本年度最後の大会『令和2年度期末大会』に選手の一人として参加しました。強風のため打つ時に体は揺れるし、ボールは曲がって行くし・・・ということでスコアは散々でしたが、皆さんと楽しく爽やかな汗を流すことが出来ました。参加賞がパンというのもありがたいですね(笑)
2021年3月25日(木)

2月定例愛知県議会の最終日です。

令和3年度の一般会計予算などが、自民党・新政あいち・公明党さんによる賛成討論の後、可決成立。その後、追加上程された「名古屋市内の酒の提供を伴う飲食店対象の3月22日~31日間の時短協力金(令和2年度の補正予算)」「子育て世帯生活支援特別給付金(令和3年度の補正予算)」については、本会議を一旦休憩し、それぞれの所管委員会に付託し審査された後、本会議を再開して全員一致で可決成立しました。

これにより、愛知県における新型コロナウイルス感染症対策予算の累計額は2019年度の2月補正予算以降の合計で5850億円となりました。
2021年3月24日(水)
午前中は来客応対。「児童相談所による保護に関わる現状と課題」といった内容で当事者の皆さまから話を伺いました。市議会議員の時には取り組んでこなかった私にとっては新しいテーマです。

詳しく書くことは出来ませんが、昨年の12月に明石市において明らかになった「虐待の疑いで児童相談所に一時保護された乳児が家族と1年3カ月間引き離された事案」のようなことが実は制度の問題により他でも起きているのではないか・・・そのような疑念を持ちました。調べてみたいと思います。

午後、『第37回 刈谷駅周辺連絡協議会全体会議』に出席しました。刈谷警察署の課長さんからは防犯や交通安全に関する講話、刈谷市の保健センターからは感染症防止に関する講話、そしてコロナ対策についてのモデル事例紹介と、刈谷駅周辺の飲食店や風俗店にとってはタイムリーな内容です。

そして夕方からは、全体会議出席者も含めて『花と蝶のパトロール』を実施しました。昼間は春の暖かさだったのですが、この時間になると少しひんやりしてきます。それでも、先月の強風が吹くとても寒い中でのごみ拾いに比べれば、恵まれた条件でのごみ拾いでした。

今回もたばこの吸い殻の多さが気になります。合言葉「ごみ拾いは幸せ拾い」、逆に言うと「吸殻を捨てる人は幸せをも捨てている」のですよ。
2021年3月23日(火)
本会議最終日(25日)の運営などを確認する無所属議員対象の連絡会が行われました。

最終日には国に対する意見書(案)が6件提出される予定です。その中の1つに「駅ホームにおける転落防止対策の推進についての意見書(案)」があり、文章中にこのような記述があります。

「国は(中略)ホームドアについて本年度までに全国約800駅に整備するという目標を設定し(中略)しかしながら、優先的な整備を推進してきた1日当たりの平均利用者数が10万人以上の駅における整備率が、令和元年度末においても、いまだ約54パーセントにとどまっている・・・」

こうした状況であるにも拘わらず、1日の利用者数7万5千人の刈谷駅に設置の計画があることは本当にありがたいことです。(写真はイメージです)

夜、刈谷まちづくり市民会議3月例会に出席しました。昨年の9月からコロナの影響によりリモートでの実施、12月にはこの会場で開催できたのですが、1月・2月は休止、ということで久しぶりの集まりです。

①岩倉市のせいじ~るの活動
②第1回議会改革フォーラム
③第2回いろんな議員さんと100人でおしゃべりしてみよう
④近隣市議会のゼロカーボンへの取り組み
⑤刈谷市議会を傍聴しての感想

など多岐に亘って話し合いをしました。


2021年3月22日(月)

議長主催による議員を対象とした講演会が開催されました。

講師は元厚生労働事務次官の村木厚子氏です。そうです、かつて虚偽公文書作成、同行使の罪で大阪地裁に起訴され刑事被告人となるも、無罪となり厚労省に復職、その後事務方のトップにまで登りつめた方です。私は、障害福祉の支援費制度がスタートする前後にその説明のため安城に来られた時にお会いしたような記憶があります。当時は担当の課長さんだったような・・・

とても誠実そうな人柄で、あのような事件を起こすようにはとても思えなかっただけに、えん罪であることが判った時には「やはり、そうだよな」と安心したことを昨日のことのように覚えています。

今日の講演テーマは『ダイバーシティ&インクルージョンの意義を考える』という、タイトルを聞くと非常に難しそうなテーマでした。しかし、村木氏は多様性を認めることの意義について「女性・障害者・高齢者の視点」「社会の視点」「企業・組織の視点」と3つの視点から非常に判りやすく話をして下さいました。

以前、大村知事が何かの挨拶の中で「これからの社会において必要なことは、多様性を認め合うこととイノベーションだ」と言われたことがありますが、今日の村木氏の講演を聞いて多様性を認め合うことの意義や必要性が良く判りました。

ダイバーシティは新たな価値を生むことになり、そのことが今後の人口構造の急速な変化により生じる様々な課題に対する対応策にもなっているのです。

2021年3月21日(日)
天気予報の通り終日雨降り。Zoomを使ってこのようなフォーラムを視聴していました。私の県議選の際に何度も応援弁士として来て下さった元犬山市長の石田先生の顔写真が目に止まってのことです。感想です・・・

権力の暴走・集中を防ぐために三権分立となっているように、国会と地方議会においても国の暴走を防ぐ役割を地方議会も担っていかなければいけないと感じました。地方議員は国会議員の下請けではないはずです。地方議員がきちんと国会議員に物を言わなければなりません。

コロナの影響で、感染防止のため一般質問を取り止めたり質問時間を短縮した地方議会があったとのこと。コロナだからこそ市民のくらしを守るため、むしろ活発な議論がされるべきだと思います。

民主主義にとって多数決は最悪の決定方法。本来は意見の違いを認めお互いに歩み寄りながら全会一致を目指すべきだと思います。

政治や議会が市民にとっての「希望」でなければならないと思います。
2021年3月20日(土)

午前中、笠寺の日本ガイシホールで行われた(一社)実践倫理宏正会の春の大会に出席しました。いつもなら会場8000名がひとつの空席もなく埋まるのですが、今回はコロナ対策とし入場者を2000名程度に絞っての開催です。

会長先生のご挨拶、今回は子育てについての内容が中心でした。本会が提唱する子育て5箇条「見守る」「待つ」「寄り添う」「受け入れる」「耳を傾ける」、そして子供の自主性や人格を認めた上で、親の懸命に生きる姿を見せること、子育ては焦ってはいけないとの教えです。

午後からは、当初予定していた行事が中止になったため、急きょ愛知県国際展示場で開催されている『にっぽん城まつり』に出かけました。午前中に知人がFbにUPしていたことから、このイベントが開催されていることを知ったのです。行ってみたら、何とその知人は未だいるではありませんか (@_@) 「朝からずっと見学している」とのこと。確かに、歴史好き・お城好きにはたまらない企画です。

私は、水野勝成繋がりで福山市(福山城)のほか、鹿児島市や新城市のブースを中心に見て回りました。コロナが収束して、現地に行くことが出来る日を楽しみにしています。
2021年3月19日(金)
今朝は市原稲荷神社さんでのラジオ体操から1日のスタートです。

冬の間、暗い中で行っていたラジオ体操も今では太陽も上り明るい中での開催です。一都三県に出されている緊急事態宣言も、愛知県の厳重警戒宣言も予定通り21日で解除することが発表されました。「明けない夜はない」希望を持って進んで行きましょう!

午後からは野田グランドで行われている刈谷東グラウンドクラブのゲームに参加しました。昨年12月25日に行われた[令和2年度 打ち納め会]に参加をして以来ですから、実に3か月振りの参加です。

冒頭に挨拶の機会を頂きましたので「21日で予定通り愛知県独自の厳重警戒宣言が解除されます。しかし気を緩めることなく行動して下さい。そして、こうしたグラウンドゴルフのような運動をしっかりやって頂いて、免疫を高めコロナを吹き飛ばしましょう」といった主旨の挨拶をさせて頂きました。

スコアは・・・可もなく不可もなくだったのですが、ニアピン賞としてティシュ1箱を頂きました(笑)

2021年3月18日(木)
3月11日(金)に本会議において行った議案質疑のポイントを項目ごとに数日に渡り紹介します・・・
 
①JR刈谷駅総合改善事業について

・上下線2つのホーム幅をそれぞれ2倍程度に    
 拡幅
・線路への転落事故を防ぐホームドアを設置
・広さ640㎡のコンコースも960㎡まで拡張
・自動改札機やホームに行き来するエスカレーターを増設
・ホーム拡幅は下りが2022年度、上りは24年度に完了予定
・ホームドアは下りが25年度、上りは26年度に供用開始
・コンコース改良は26年度までに完了する見通し 
・工事費総額は93億3千万円
・県は本年度新たに補助制度を創設し、刈谷市が負担する額の3分の1を
  限度として補助
・来年度も県補助金による支援を継続
・国庫補助金の確保に向けて、JR東海や刈谷市とともに国への要請を行うな
 ど事業の促進にしっかりと取り組んでいく


一都三県に出されている緊急事態宣言も、愛知県の厳重警戒宣言も予定通り21日で解除することが発表されました。

但し、名古屋市内だけは今月いっぱい、アルコールを提供する店舗に対しての夜10時までの時短要請は続きます。協力金は1日2万円です。
2021年3月17日(水)
昨日同様、私の所属する経済労働委員会が開催されました。

経済労働委員会の所管のうち昨日は経済産業局・労働局・観光コンベンション局・労働委員会の行政運営に関して議論がされ、今日は企業庁に関する議論が行われました。

この企業庁は「水道事業」「工業用水道事業」「用地造成事業」を行っており予算規模としては1336億円ほどです。現在刈谷市の依佐美地区で行われている工業用地造成もこの企業庁が行っています。

新年度予算の中に用地費として「内陸用地 新規開発検討地区40万㎡ 54億円」という項目がありましたので、委員会終了後に「もしかしたら、依佐美の第2期の予算ですか?」と尋ねたところ「地区を特定しての予算ではなく、話がまとまった際に機動的に動けるための予算です」とのことでした。

2021年3月16日(火)
愛知県議会では、今日から常任委員会が開催されます。

午前中は、経済労働委員会と総務企画委員会の連合審査会に出席しました。愛知県と名古屋市で高級ホテルを誘致する事業で、今回から所管が変わるために両委員会が合同での審査となったのです。

午後からは経済労働委員会に出席し、「Loveあいち事業」と「国のGoToトラベルへの割引上乗せ事業」そして「市町村が行うプレミアム商品券への補助事業」の3項目について質疑を行いました。このうち「市町村が行うプレミアム商品券への補助事業」について少し紹介をします・・・

昨年は48市町村がプレミアム商品券事業を行い、その販売総額は約173億円、そのうちプレミアム部分は約58億円でした。そしてこのプレミアム分に対する愛知県の補助総額は7億円ほどです。

この事業における市町村に対する県からの補助金のルールとして、補助率2分の1以内となっているのですが、同時に自治体の規模によって上限額も決められているのです。従って、2分の1だけのルールであれば県からの補助総額は約29億円となるところが、上限額設定によって実際には13%ほどの補助しかないことになってしまいました。

「新年度においては上限設定を撤廃するか引き上げをして、市町村がプレミアム商品券事業を実施するインセンティブが高まるようにすべきだ」と主張をしました。
2021年3月15日(月)
半田商工会議所で開催された『衣浦港講演会』に出席しました。

衣浦港が地域経済の振興にとって欠かせない重要港湾としての役割を今後も果たし、更なる発展を目指すには、港湾取り巻く課題解決に向けた取り組みを官民一体となって進めて行くことが必要です。

今日は衣浦港整備促進期成同盟会など3団体の共催で、関係市町の首長を始めとする関係者、関連企業、議員などが出席して行われました。

第1部は「持続可能で競争力ある衣浦港を目指した官民の取り組み」というテーマで衣浦振興会会長の榊原康弘氏(半田商工会議所 会頭)による報告が行われ、第2部では「伊勢湾の港湾ビジョンについて」のテーマで国土交通省中部整備局の寺園正彦氏による2030年の伊勢湾港湾の姿を示した講演が行われました。
2021年3月14日(日)

ミササガパークでのラジオ体操の後は、堀眼科さん駐車場で行われたカリアンアサイチに出かけました。

ミニコンサートは「ひつじ雲の皆さん」「ウクレレしょうべいさん」「kariyarsさん」、元刈谷JAの皆様による新鮮野菜の直売のほかパンや卵、はんぺいの販売、そして商店街からのあったかコーヒーの提供と、毎月第2日曜日の楽しみな一時です。

3月11日(木)には本会議のためお邪魔することが出来なかったので、今日市民ボランテイァ活動センターのロビーに飾られている竹燈りの飾り文字を見に行きました。熊地区の竹燈りの会さんが作って下さっており、「3.11を忘れない」というスローガンで刈谷駅前で点灯イベントが毎年行われていたのです。

残念ながら今年もそのイベントはコロナ禍で中止に、そしてこの竹燈り作りも10年の節目を迎えた今年で最後とのことです。作成に関わってこられた皆様、本当にお疲れ様でした。竹燈りはなくなっても「3.11は忘れない」の精神は永遠に引き継いで行きたいと思います。
2021年3月13日(土)
「県議会 議案質疑 活発なり」

今週は火曜日から木曜日までの3日間、本会議場において[議案に対する質疑]が行われ、3日間で延べ68名の議員が質問に立ちました。

この議案質疑は委員会より前に行われますから、自分が委員会で質問しようと思っていたことと同じ内容の質問を他の議員が行ってしまう場合があります。しかし、切り口が違っていたり、そこでのやり取りを参考に後日委員会で更に質問を掘り下げることも出来ますから、事前に質問をされてしまうことは必ずしも悪いことではありません。

また、自分の所属していない委員会の質疑も行われますから、議案内容全てについて本会議の段階で詳しく把握することが出来ます。

私も最終日の11日に午前と午後とで2度の質問を行いました。心地よい緊張感を持って臨み、充実した1週間でした。来週からは常任委員会。こちらでも議案質疑を予定しています。


2021年3月12日(金)

昨日急きょ大村知事より提案された時短要請の延長に係る補正予算を始めとした、早期議決を必要とする議案について、常任委員会での審査の後、本会議において全会一致で可決成立しました。

その結果、愛知県『厳重警戒措置』を3月21日まで延長し、3月14日までとしていた時短要請などを継続することになりました。県内ににおいて下がりきっていない入院患者数を落ち着かせ、医療提供体制への負荷をより軽減することができるよう、首都圏・関西圏の感染防止対策の期間を踏まえて延長することにしたものです。

そのための補正予算は1店舗4万円×対象店舗4万軒×7日間=112億余円です。全額国からの交付金で賄うとはいえ、僅か1週間で112億円とは・・・、その金額の多さに怖くなってきます。

2021年3月11日(木)

東日本大震災から10年の節目となる今日、本会議の冒頭で黙祷を行いました。「政治家にとって大切なことは人の痛みや苦しみに寄り添ったり、思いを馳せることだ」と教えられたことがあります。東北の地に、そして被災された方々に思いを馳せ祈ります。

議案質疑の3日目。今日は延べ21名の議員が質問に立ちました。私も午前中に「JR刈谷駅総合改善事業について」と「今川刈谷停車場線の横断歩道橋整備について」、そして午後からは「ICTを活用した学習活動の充実について」当局の考えを質しました。

ここでは「今川刈谷停車場線の横断歩道橋整備について」当局の答弁概要をご紹介します・・・

■桜町交差点では、通勤する人達などで多くの歩行者が地下道を利用しているが、地下道は入り口が狭く混雑している。
■そのため、安全で快適な歩行者動線を確保するため、県道知立東浦線を跨ぐ幅員3mの歩道橋の整備を進めている。
■現在、必要な用地の確保に向け地権者と交渉を行っている。今後は必要な用地が確保でき次第、すみやかに工事に着手する予定
■駅周辺のまちづくりの一環として、刈谷市が刈谷駅北地区歩行者デッキを計画。将来的には、歩道橋とデッキが一体となり一連の歩行者動線が確保される。
■歩道橋の計画地は、バリアフリー化を重点的に進める地区に位置付けられており、エレベータの設置などについて、刈谷市と調整を進めている。
■県道今川刈谷停車場線の安全で快適な歩行空間を確保するため、刈谷市と連携し事業進捗を図っていく。
2021年3月10日(水)

数日前、ある方から「愛知県が開設しているこころの健康に関する相談窓口『あいちこころほっとライン365』に何度電話してもいつも話し中で繋がらないんですけど」といった声が寄せられました。

早速私も試しに掛けてみたところ確かに話し中です。その後2日間に亘り数十回電話をしたのですが一度も繋がりませんでした。悩みを抱えて人にそのことを聞いて貰いたいとの思いで、電話をした人が、何度かけても繋がらないと、社会から疎外された気持ちになってしまうのではないかと心配になります。

今日行われた議案質疑において先輩議員である知立市選出の柴田県議が、自殺対策の質問項目の中で『あいちこころホットライン365』の受付時間が日中のみと短いこと、何度電話しても繋がらないことが日常化していることを指摘し、「相談員の増員」と「時間拡大」を要望してくれました。その際、『あいちこころホットライン365』の昨年4月から12月までの相談件数は5600件もあることが判明しました。

この要望を受けて、直ぐに実現するかどうかは何とも言えませんが、本会議という公の場で問題提起をし、要望してくれたことは意義があると思います。相談員の確保は非常に難しいと聞いてはいますが、人の命が掛かっているだけに要望が叶うことを切に願っています。
2021年3月9日(火)

【上の写真は、生活福祉資金の特例貸付についてお知らせしている昨年4月10日の私の日記です】

愛知県議会は今日から3日間、本会議場での議案質疑です。初日の今日は23名の議員が質疑を行いました。その中の1つに「生活福祉資金の特例貸付に関する県社協の対応」についての質疑がありました。

県社協が実施主体である生活福祉資金の貸付については、昨年3月25日より、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入減少や失業により生活が困窮する世帯も、特例措置として貸付対象に加えられました。

しかし県社協は国の審査基準を逸脱して、貸付額を必要最小限に減額したり、必要最少額の申請を強要したり、減額が適当である旨の意見書を提出するよう窓口である市区町村社協に圧力をかけたり、住宅ローンなどの債務がある場合には、貸付金の償還が見込めないとして申請を却下するなど厳しい運用をしていることが判明しました。つまり、コロナの影響で苦しんでいる方々への最後の砦としてのこの制度が目的通りに機能していなかったのです。

確かに、昨年私の所にも「貸付の申請をしたが却下された」として相談に来られた方がおられました。コロナの影響で勤め先を解雇され、貯金も底をつき「なぜこの人が却下されるのだろう? この人がだめなら、この制度を利用して救われる人など誰もいないではないか!」と当時思ったものでしたが、このようなことが原因であったことが今日の質疑で判りました。

県社協は今後ホームページで、過去に減額・却下を行った申請者や申請を断念した方に対する追加貸付を受け付けるとのことです。
2021年3月8日(月)
博報堂の元クリエィティブプロデューサーで、私の尊敬する[ひきたよしあき]先生の書かれたコラムです・・・

もうすぐ3月11日を迎えます。
日本人として、忘れてはいけない日です。

私たちは、自然の圧倒的な力に
恐れ慄き、ひれ伏してきた民族です。
自然が厳しければ厳しいほど、
その力に圧倒され畏敬の念を抱く。
その力を神と崇めて畏れ、
しかしその「自然の恩恵」によって
生き、かつ生活している。
それゆえに、命を奪った海を
憎もうともせずに手を合わせるのです。

この世界には、人間一人ではどうしようも
ないことがある。
だからこそ、私たちの社会は、
和を重んじ、人と人が和やかに
支え合って生きる共同体を昔から
目指してきたのです。

我々は砂漠の民とは違います。
遊牧の人々とも違います。
自然を畏れ、自然を崇拝し、
山に桜が咲けば、神様が降りてきた。
実りの季節には、豊穣を祭りで祝う。
これを長い間、幸せと思い生きてきた
のです。

「自助」
を総理はめざせという。

しかし、先の災害で、家族も土地も
奪われた人に対しても、それを言うの
だろうか。

コロナ禍で、必死に働いてきた
店を閉じなければいけない人に
向かって、言うのだろうか。

「そんなことを言ったって、
創意工夫で事業を伸ばしている
人もいる」と言い返されるけれど、

それが果たして日本国総理大臣の
言葉、それも3月という誰もが
自然災害の恐ろしさを再確認する
季節に放つ言葉なのだろうか。

もし本当にそれが信念ならば、
被災地の人の前で、
コロナで職を失った人の前で、
困窮の末に自殺した家族の前で、
「自助」を訴えてみてほしい。

菅総理に言いたいのは、
言葉もまた自然同様に、
畏れの対象であり、舐めてかかれば
それ相応の力でひれ伏すはめになる
力を秘めているということです。
舐めちゃいけない。

私は、この意見には全く共鳴しません。
Schooで中田さんの言われた
「支え合う」
という言葉に寄り添います。

3月11日を前に、我々は一体どうして
こんな言葉を許しているのか。
真剣に考えるべきではないでしょうか。

次に大きな災害がきたとき、
「自助」
を信念とする人をトップにおいておくことが
本当にふさわしいのか。
自民党の皆さんに、真剣に考えてもらいたい。
彼にひれ伏し、何も報じないマスコミにも
問うてみたいものです。
2021年3月7日(日)
昨日の県政報告を聞かれた方から「国はコロナ対策で膨大な借金を新たにしているけれど、財政破綻しないのですか。大丈夫ですか?」といったメールを頂きましたので、直接お会いして話をしました。

私は1月に開催された(一社)内外情勢調査会名古屋支部講演会の講師である第一生命経済研究所主席エコノミストの永濱利廣氏などが主張している『現代貨幣理論(MMT)』について話をしました。

『現代貨幣理論(MMT)』とは、「アメリカや日本のように独自通貨を持つ国の場合、政府債務がどれだけ増加しても債務不履行に陥ることはあり得ない。なぜならば、返済に必要なだけ通過を新たに発行できるから。従って債務残高を心配せずに、雇用の増加という目的のためにいくらでも財政政策を行うべき。但し、供給不足によるインフレには注意する必要がある」というものです。

実際、日本は20年以上前から巨額の財政赤字を出しています。金利はゼロ、国債の利回りは1%を切って、公的債務の残高はGDPの2倍以上に達しているにも拘わらず超インフレなどは起きず、むしろ景気浮揚のために一定の物価上昇を促そうとしているほどです。

「借金はお札を刷って返せばいい」・・・このような理論が経済学者の中では言われているのですよ。話を聞かれた方は狐につままれたような顔をしておられましたが、実は話している私も半信半疑なのです。


2021年3月6日(土)

一ツ木市民館で開催された『地域を考える会』において県政報告をさせて頂きました。

内容は2月定例会の中から、「新年度の県税収入見通し」「多額の収支不足」「新型コロナウィルス感染症対策の予算累計」「基金残高」「県債発行の状況」など、財政的には大変厳しい状況ではあるが、一方で「スタートアップ支援」「ジブリパーク」「新体育館」など、未来に向けた種まきもきちんとしているといったことを説明させて頂きました。

私の県政報告の後は蜂須賀市議による市政報告です。こちらも新年度予算の話に始まり「公園再整備事業」「刈谷スマートインターチェンジの整備」「一ツ木地区要望事項への対応」「避難所マンホールトイレの整備」「小学校体育館空調設備整備」「公共施設連絡バスかりまるの再編」「コロナワクチンの接種事業」「コロナウイルス感染症対策関連事業」「市制施行70周年プラス1事業」など、刈谷市のことが良く判り、私も大変勉強になりました。

コロナ対応で座席数を減らしての開催でしたが、用意した席はほぼ満席で、皆さん真剣に話を聞いておられました。今後も県政の情報をタイムリーにお伝えすると共に、皆様の声をしっかり県政の場に届けて参ります。
2021年3月5日(金)

愛知県議会は一般質問の3日目、今日は6名の議員が登壇しました。

愛知県では新年度、子どもを持ちたいと希望される方への支援を拡充します。今日の一般質問での答弁も参考に各種事業を紹介します・・・

◎がん患者妊よう性温存治療費助成事業費(新規)約7900万円
子どもを持つことを希望するがん患者等が治療前に卵子等を凍結保存する治療に対しての助成です

◎不育症検査費助成事業費(新規)約1400万円
不育症の適切な治療につなげるため、保険適用外の検査を受けた方に助成します

◎特定不妊治療費助成事業費(拡充)約27億5000万円
高額な医療費となる「体外受精・顕微授精」の治療を受けた方に対して助成します。拡充の内容としては①所得制限の撤廃②事実婚を対象に追加③助成額の増額④助成回数の制限の緩和です。この事業は過去5年間平均で、年間約5700件、約9億円の利用がありました。

◎一般不妊治療費助成事業費(拡充)約6700万円
特定不妊治療の前段階に行われる「人工授精」の治療受けた方に対して助成事業を実施する市町村へ補助します。拡充の内容としては①所得制限の撤廃②事実婚を対象に追加です。この事業は過去5年間平均で、年間約3500組、約4400万円の利用がありました。

2021年3月4日(木)

愛知県議会は一般質問の2日目。今日は8名の議員が登壇しました。

昨日は、岡崎市にある[県立愛知病院]について書きましたが、今日も岡崎市の話題です。岡崎市消防本部では110番・119番通報時に『現場映像通報システム』が導入されているとのことです。このシステムでは皆様からの通報の際、スマホのビデオ通話機能で現場の映像や音声を消防指令室と共有することができ、現場の様子が詳細に判ることで、事件や事故、救急等に対してより迅速、的確な初動対応が可能となります。

既に県内他の消防でも導入が検討されているようですが、私の地元衣浦東部広域連合消防局の名前は出てこなかったように思います。友人の刈谷市議さんに話をしてみようと思います。
2021年3月3日(水)

2月定例愛知県議会は今日から一般質問です。7名の議員が登壇しました。その中で、昨年10月15日に岡崎市に開院したコロナ感染症の専門病院[県立愛知病院]に関する答弁がありました。

本来は100床の予定だったのですが、当初50床でスタート。2月末までに217名の患者さんを受入れ。これまでの最大受入れは31床。患者さんの平均年齢は79.3歳と高く、認知症の方の割合も多く、マンパワーが足りずに30床を回すのが精一杯とのことでした。

看護師としての通常の仕事の他に、高齢者が多いため介護の仕事やシーツの取り換え、部屋の掃除など、看護師の皆様方のご苦労はかなりのものだったと思われます。

4か所の大病院の協力を頂き2月からは看護師は13名増員、介護士も3名配置するなどスタッフの皆さまの負担軽減策が取られてはいるようですが、コロナの感染が始まって既に1年、医療関係者の皆様の献身的なご尽力に心からの感謝と敬意を表します。本当にありがとうございます。



2021年3月2日(火)

令和3年2月定例愛知県議会。今日は3会派それぞれの団長さんによる代表質問が行われました。

トップで登壇した自民党の原よしのぶ議員。お世辞抜きで本当に素晴らしい代表質問でした。原稿に余り目を落とすことなく前を向いて自らの言葉で熱く語り、「手話通訳を始めとする意思疎通支援者や介護人財について」の質問項目の際には、手話を交えて質問をされました。

それもこの日のために急きょ覚えた付け焼刃的な手話ではなく、以前から手話を習っておられる原議員らしく、自然体で長文を手話でやられました。

「熱い思いは人の心を打つ」・・今日は、質問内容はもちろんですが、議員として取り組む姿勢にも刺激を受けた代表質問でした。見習って少しでも近づきたいと思います!
2021年3月1日(月)
 「一月(いちげつ)往(い)ぬる二月(にげつ)逃(に)げる」の言葉通り、2月があっと言う間に終わって、早くも今日から3月です。

愛知県議会の場合、定例議会の一般質問と議案質疑とを一緒にして質問質疑といったかたちで行っていますが、2月定例会だけは一般質問と議案質疑とを分けて行っています。一方、刈谷市議会はその逆で、3月定例会は質問質疑、それ以外の定例会は一般質問と議案質疑を分けて行っています。

3月9日(火)から3日間、議案質疑が行われるのですが、私は「JR刈谷駅総合改善事業」「今川刈谷停車場線の横断歩道橋整備」「ICTを活用した学習活動の充実」といった内容で質疑を予定しています。

更に、3月16日(火)から行われる経済労働委員会では「市町村が行うプレミアム商品券への補助事業」「LOVEあいち事業」について質疑を予定しており、今日はその原稿を書き上げました。2月定例会もいよいよ明日は代表質問です。
2021年2月28日(日)

本日で愛知県は緊急事態宣言が解除されることとなりました。しかし明日からは愛知県厳重警戒措置に移行され、飲食店の皆様には引き続き3月14日までの2週間、21時までの営業時間短縮をお願いする事になります(協力金は1日4万円)何卒、ご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます。

名古屋からの帰り道に見る河津桜が綺麗でしたので、今日、大府の二ツ池にプチお花見に出かけてみました。ところが、車で通りながら見ていた時には満開のように思えた花も、近くでよく見るとまだまだ蕾の木も多く、満開は来週の日曜日あたりといった感じです。

愛知県厳重警戒措置の中、お花見の宴会は出来ませんが、河津桜を愛でながら1周約1Kmの二ツ池の周りを散策する・・・心も体も健康的ですよ。

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